2010年04月01日

もう一人のシャカイの敵



最近フランスで復権の兆しを見せるフィルム・ノワールの佳作「ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵No,1と呼ばれた男」なんでげす。


ジョニー・デップのパブリック・エネミーズの姉妹作品(個人的には「マラドーナ」も)とも呼べる本作、前後編二部作でございます。近所のビデオ屋には置いてませんのでなかなか見ることができません。

ジョニデ扮するデリンジャーはヤケクソみたいな厳罰化処置の犠牲になって人生を台無しにされた男が宿命的に法律や権力と戦うお話でしたが、こちらはもっとヘヴィというかつい最近までフランスのタブーであったアルジェリア独立戦争で鎮圧する側にまわって罪もない人たちを殺してしまったトラウマからやはり宿命的に法律や権力と戦うはめになった男をヴァンサン・カッセルが熱演しております。

どちらも「民衆の敵」と言われておりますが、本当は民衆は彼らを支持したのであります。

シーサーさんにお引越ししてからご紹介してる「マラドーナ」「パブリック・エネミーズ」「ジャック・メスリーヌ〜」とアウトロー伝記もの3本。これらを観ずしてフィルム・ノワールを語るなかれ。まして男の生き様を語るなかれ、です。
posted by fabrice du monde chien at 00:18| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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