2010年05月28日

墓参りエクスプロイテーション



え〜、よくブログ上ではこの「ブラックスプロイテーション」と呼ばれる黒人がメインで登場する低予算映画が話題になるわけなんです。

線路沿いの貨物列車が通る音がうるさい貧民街の風景がどうとかあれこれと特徴が語られるわけですがちょっと待て。

僕自身はですね、幼少の頃からサンテレビという阪神タイガースの試合中継に特化してあとの時間は放送権の安い昔の映画ばっかし流してた地方放送局の洗礼を受けて育った人間なのでこの黒人映画なるものはかなりたくさん見てるんですわ。

それらの映画タイトルもストーリーもはっきりと思い出せないんですが、一番強烈だったのは学校がお昼で終わる土曜日の12時から

ソウル・ミュージックが全編ガンガンかかりまくって

毛皮のド派手なコート着たチンピラの若造が麻薬王になって

調子に乗って終いに地域住民の反感買って自警団が組織され

集団リンチでフルボッコにされてブチ殺される


という映画が放映されててあろうことかワタクシこれをお昼ご飯を食べながらおじいちゃんおばあちゃんと一緒に観たんですね(笑

んで、調子こいた麻薬王の若造は住民から追い立てられて逃げ込んだ先が墓場でしてそこで お墓参りに来てたお婆ちゃん に命乞いをしたけど「お前みたいなやつはおらんようになった方がええ」とお婆ちゃんにとどめさされるというアナーキー過ぎる内容の映画だったんですが。


このようにブラックスプロイテーションというのはどういうわけか


墓参りのシーンが異様に多い


というけったいな特徴がありましてこれに気づかないというのはやはりご先祖様を敬うソウルが日本人の心に欠けているという証左かと思う今日この頃です。



ラベル:墓参り 黒人
posted by fabrice du monde chien at 20:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月18日

星空を見たら思い出せ(違



もうすぐ「Aチーム」の映画版が公開されるようです。楽しみですね!

さて、Aチームの名物男マードック(日本名クレイジーモンキー)のモデルとなったと思しき御仁がこちら



”町山智浩が絶対に語らない”サンフランシスコベイエリアの最大の名物グレイトフルデッドの今は亡き(ブルース・リーと同じく1973年没;関係ないけどこの年の夏に奈良にある柳生十兵衛が植えた「十兵衛杉」に落雷が落ちて枯れた)初代キーボード・プレイヤーのピッグペン。

よれよれのカウボーイハットに裾を出したウェスタンシャツという出で立ちですが、この人死後数十年経ってもファっション・リーダーとなってるんですね。いわゆる「アメカジ」の基礎を築いた一人です。

このちょっととぼけた風貌(Aチームのマードックの着てたような革のフライトジャケットは間違いなくこの人の影響だと思う)と奇行の数々でバンドの顔でありました。

Aチームは日本でもかなり人気のあったテレビシリーズですがはてな住民以外の人たちにとってサンフランシスコといえばグレイトフル・デッドなわけでしてピッグペンの威光もいつになっても衰えることなく語り継がれることでしょう。
posted by fabrice du monde chien at 21:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月03日

神話は大事だよ 



これは今回のお話とは関係ないもうすぐ公開のリドリー・スコット版「ロビン・フッド」のお話。

正直言いますがオタクの人の間では「ブレードランナー」の監督として名高いリドリー・スコット監督ですが、歴史物・戦記物を作らしたら「超」がつくほどの馬鹿なんですね。

「グラディエーター」の冒頭で森に隠れてるゲルマン人の軍団にローマの軍隊が上から弓矢を雨の如く降らせるシーンがありますが森の中に隠れた相手に弓矢の雨を降らしたって木の枝に引っかかるだけで大して効果ありません。これを姓に「スコット」とつくような大昔からゲルマン人(今のイングランド人)やローマ人と戦いあぐねいてきた民族出身(スイスのウイリアム・テルでもわかるようにケルト人がゲルマン人に抵抗する時のシンボルが弓矢、イギリスのパンクス2本指立てる仕草も弓を引いて反逆することを表す)の人が作るんだから情けない。だから今回のロビンフッドもちょっと心配なんですよ。

というような余談はさておいて前回の「タイタンの戦い」のポイント。
まず、ゼウスが化けることができる動物がアメリカのシンボルである白頭鷲であるということ。
主人公ペルセウスの格好が坊主頭にアーミーグリーンのシャツというまんま米軍兵であるということ。
ついでに書くとゼウスをはじめ鎧のすべてがアメリカ白人(と日本のダンプ屋)の大好きな鏡面仕上げのメッキ加工されてて殿様ハーレーのサドルバッグに付けるようなインディアンの民芸品もどきの「コンチョ(ご丁寧にフリンジ付きw;ハッキリ言ってダサい)」がアクセントにくっついてることなどからいかにも「アメーリケーン!」な雰囲気を出してるんだね、これ。

これは一体何を意味するのか?そしてこの映画のテーマ「神に従わず我が道をひたすら突き進むのが人の道」というのがこれまた「アメーリケーン!」な思想でありますし、いつの日か世のため人のため非力ながらがんばるペルセウスもまた神と崇められる(つまり人々を支配する権力の一部になる)こともあろうが、人が人として進む道(つまり自由への道)があることは皆の心から消してはならない。という、要はいつまでもどこまでもなにがあっても「アメーリケーン!(くどい)」というアメリカ人に道徳を説く映画なんですな。

さて、話は逸れますがゲルマン人である今のフランスにあったメロビング朝というのがローマ帝国を滅ぼしローマの皇位を継承するために自分たちを「1万年以上前に栄えたアトランティス帝国の王たる海の神ポセイドンの末裔」と称してたんですね。(これはフランス大好きだった僕の祖母も知っていたお話です)その王朝も滅んだわけですがアメリカ合衆国というのが建国以来大統領にはこのポセイドンとメロビング朝の末裔の人が代々なっているというオカルト伝説があるのです。

こういうオカルト的ではあるが確かに今の政治にも流用されている部分の神話の有用性を巧みに取り入れつつリアリティとファンタジーの間を結びつけようとしたのがこの映画の目的だったかなと思います。

ただ、神と人間との関係が宗主国と植民地のそれと酷似してたり(それゆえイギリスの俳優を多用したか?)なんだべか?と思う部分も多々あり微妙な作風になった映画でした。

それにしても3D映画には可能性がありますね。昔の映画を3Dに作り直すなんてことができる様になったら片岡千恵蔵の作品なんか3Dで見てみたいです。(あの顔を3Dでみたら迫力あるやろな)
posted by fabrice du monde chien at 16:28| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月02日

頭からガツン!



いやぁ、見てきました「タイタンの戦い3D」
オリジナルは子供の頃日曜洋画劇場でワクワクしながら見たもんなんですが(そして主人公をアシストする賢人アモンが「ロッキー」のコーチ・ミッキーだったのに悶絶した)こっちはオリジナルを超える衝撃があります。

まず上映開始10分足らずでですね、神と人間の間に生まれた幼き日の主人公ペルセウスに育ての親がヒューマニズム(神のように偉大でなくても心の広さで神を超えろ、というやつです)を説くシーン、このお父さんをイギリスの中堅俳優ピート・ボスルスウェイトさんが演じてるんですがこの親父がまた顔の大きさがちょっとした中華鍋くらいあるんです。

で、このオッサンが幼きペルセウスに顔と近づけてヒューマニズムをとうとうと説くシーンでなんと顔面どアップ(しかも3D)になるんです。

「なんだよ、この親父の顔面エクスプロイテーションは?」と劇場の全員が思ったらしくって、このシーンでみんな「プッ」っと吹いてましたね。

正直、今年一発目の「フォース・カインド」の「(暗闇からいきなり)ドワー!!!!」とかもう顔面力を駆使したような展開がアメリカでは流行ってるようですが今回のはノックアウトされました。いや確かにこのオッサンの大顔面アップ(3D)はハンパじゃないインパクトありますからねぇ。

あれこれと評価が芳しくないこの映画ですが、是非ともこの映画史上に残すべき衝撃の映像を体験してください。もちろん3Dでね。

それ以外にも書くことがありますのでこの映画のネタは続きます。
posted by fabrice du monde chien at 17:39| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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