2010年08月29日

筋肉万々歳



いやぁ、フランスがまたやってくれた!もう「ジャック・メスリーヌ」もすごかったけど今回の「アルティメット2 〜マッスル・ネバー・ダイ〜(笑」もかなり面白いっす。

前作はストーリーがジョン・カーペンターの「ニューヨーク1997」へのオマージュに加えて「ヤマカシ」譲りの肉弾アクション(まさに超人技のオンパレード)で香港映画とつながってるフランス映画の歴史をひしひしと感じさせてくれる傑作でした。

んで、今回はこの肉弾アクションに加えて昨今の弱者を叩くことで国民の不満をそごうとしてるサルコジ政権への痛烈なカウンターをぶちかまして(こういうことをやれる国だからフランス人ってオシャレなんだよ)本来の民主主義とは一体どういうものなのか?を真剣に考えさせてくれる筋肉と頭脳を両方使う大傑作に仕上がりました。

これは現実世界で起こってることですが、アメリカで「ギャングランド」なんて犯罪組織のドキュメンタリーがゴールデンタイムに放映されて話題になったりしてて、法の埒外に存在するギャングというコミュニティの存在価値が高まってきてるんですね。

んで、映画の中でも資本主義社会に根ざして利益をむさぼってたマフィア的なギャング達が冒頭、主人公のダミアンにあっという間にまとめて逮捕されてしまうところから始まるんですね。んで、後半になって主人公のダミアンとレイトに協力してくれるようになるのは隔離されたゲットーをアジトにしてるストリート・ギャングの面々。

今度の敵はゲットーの連中に暴動を起こさせてこれをダシに国家転覆を図るファシスト達。ところがダミアンとレイトの活躍でその暴動が仕組まれたモノであることが判明。そこで2人はゲットーを治めるギャングのボスたちに彼らが国家転覆のダシにされて、ファシスト達は彼らを滅ぼそうとしている事実を告げ協力を求めるわけです。

そこで集まった面々というのが中国系、アフリカ系、アラブ系、白人スキンヘッド、ロマ系と本来なら反目しあってたはずの連中で、彼らが自分たちの仲間と故郷を守るために協議しあって団結して国家を敵に回すことを決意するところは泣かせると同時に民族主義系テロリストの思想を見事なまでにビジュアル化してて度肝抜かれてしまいました。 

さて、その後の展開は映画を見てのお楽しみですが、ロマ系ギャングのボスの名前が「リトル・モンタナ」というのが出てくるんですやっぱりこの映画からとったんでしょうか?
posted by fabrice du monde chien at 09:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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