2010年10月31日

今度も泣ける!!



今日は楽しいハロウィーーーン♪

というわけでとっても暗くなる映画「ハロウィン2」です。

前回はあまりにも強烈な、人間の感性をかきむしるような異色作だったのでホラー映画ファンの間でも賛否両論ありました。僕は今まで見たどのホラー映画より素晴らしい要素を含んだ傑作として評価しております。

さて、今回は殺す側 マイケル・マイアーズ と 狙われる側 ローリー の主観映像が多分に使われているわけなんですね。
人とのコミュニケーションを一切行わないマイケルは様々な幻覚を見ます。というか現実から離れた世界に身を置いているといってもいいと思います。

そしてローリーは前回の惨劇がトラウマになりながらも健気に生きようとがんばりますが、ある出来事が発覚してアイデンティティを失います。そんな彼女を容赦なくトラウマや自身の運命が襲い現実の世界から徐々に離れてしまいつつあるわけです。

そんな二人が最後に共通の幻想を見るのです!!


それも 家族の肖像 という名の!!!


すごい!そごすぎる!!

この映画、前回に続いて本当によく出来てて、絶対正義を否定して絶対悪もこれまた否定してるんですね。多くの人が頭に描くホラーの定石を粉砕して、新たな世界を築き上げているんです。それも繊細かつ緻密に。

ちなみにこのお話の元ネタなんですがローリーの家に飾ってあるポスターがかの有名なロックスター アリス・クーパーのものなんですがこの人の曲に「No more Mr. nice guy」というのがあるんです。


これとアメリカ・ホラーの巨匠 ウェス・クレイブンが昔作った「ショッカー」というのがありまして


この二つにインスパイアされてるのがよくわかるんですが(僕はどちらも好きでしたから)ここまで文芸大作として完成された作品を作るとは思っておりませんでした。ゾンビ監督は本当にどこまで逝くんでしょう?

観る人の心の奥底に宿っている繊細な部分を蹂躙する、それも獣のように乱暴にではなく緻密な罠を張り巡らして徐々に徐々に地獄の底に引きずり込む・・・。ということをイタリアン・ホラー的な手法も駆使しながら非常に真面目にやった映画なんですが、それを構成する要素というか世界観が多くの人が「繊細さとは無縁で大味でがさつ」と切って捨てるようなオール・アメリカンなものなんですね。

全てのファンの期待に応え、そして全てのファンを予測を裏切るホラー映画の傑作中の傑作。

前作も最高だったけど今作には星5つ中

夜空に浮かぶ星の数の2乗 

差し上げます。 
posted by fabrice du monde chien at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/167817419

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。