2011年01月03日

NO MORE アイデア泥棒



皆様あけましておめでとうございます。

はてなブログから引っ越して初のお正月でございます。

新春一発目は大分前から持っていたネタ。映画館で上映前に流される劇場内での勝手な撮影の禁止を呼びかけるCMなんですが、なんとこれ元ネタがあったんです。



テクノ界の重鎮(古株)のスヴェン・ヴァス(ホントはスヴェン・フェートだと思う)のPVです。ウド・キアーではありませんよ。

まぁ、この人はロックとは完全に路線が違って最初からドップリとテクノ一直線であった関係で知ってる人は知ってるけど一般での認知度は皆無だし、何しろ20世紀の終わりから現在もイギリス以外の国でポップカルチャーが台頭すると(英国の息のかかった)メディアが総攻撃かけてくるというような状況でもあるわけなんで知らない人がいてもおかしくはないですよね。


それにしても曲といいパントマイムといい似てるでしょ?



ということで「NO MORE 映画泥棒」といいつつアイデアをテクノの重鎮スヴェン・ヴァスのPVからいただいていた。という小ネタでした。
posted by fabrice du monde chien at 21:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月24日

転向物語




ええ、前回の続きですが「トロン レガシー」のテーマについて。

それは


団塊左翼の転向

です。
そう、予告編で若き日のジェフ・ブリッジスと老成したジェフと両方出てくるでしょ?あれですよあれ。

若き日のジェフこそが理想に燃えてた頃の団塊左翼で老成したのがその転向後。

この2つの人格の対峙こそがこのトロンの骨子ですよ。
いや、それにしてもこういうテーマをよく考えたもんですな。
posted by fabrice du monde chien at 20:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月22日

00年代の総括映画



私はここに断言する。


この「トロン レガシー」こそが00年代よいう時代を総括する映画であると。

なんていうかねぇ、911とブッシュ政権だけで語られることが多い00年代ですがIT革命が(一応)起きたことも忘れてはならんと思うですよ。

その影響で隣国のイギリスの影響下にあったせいで「ハンチング帽かぶったドカチンの国」と世間で認識されていたアイルランドがバブルで大変身しましたし、インドもIT産業で台頭してくるしで(何故か日経やテレ東ではインドばっか持ち上げるのなw)国際的な影響力もこのIT革命は持ち合わせておりました。


ところがITバブルが弾けるやら何やらで00年代には暗雲が立ちこめてきまして、マイク○×フトみたいに先人が切り開いて本来であれば誰もが共有すべき権利としてのIT関連のインフラを勝手に独り占めして有償で売りつける会社がパソコン業界を牛耳るという1作目の「トロン」そのまんまの状況が出来上がってしまいました。(「〜レガシー」の方の冒頭でその件について揶揄したような話が出てくる)

しかも、ネットウヨクなんてのが日本に現れてIT業界は一体どうなってんの?というくらい混沌とした状況になってしまったわけなんですわ。



そんな、IT業界に疎い一般人からしたら「なんだかなぁ」の状況を鑑みて「おそらく00年代には裏でこんな事態が起こっていたんではなかろうか?」と脳内妄想をめぐらしたら出来上がったようなストーリーになってますよ。この映画。
個人的には「あ〜、なるほどね」と納得することしきりの展開でお話自体も楽しめるんですが何といってもこの映画、3Dで描かれるプログラム中の世界は圧巻だわ、音楽はダフトパンクでしかもめちゃくちゃ高音質で劇中ガンガンかかりまくるわで文句なしの映画です。

そして、この映画のテーマというのがこれまたナイスで「ああ、アメリカでもそれって話題になってるのね」と妙にうれしくなってしまいました。

と、勿体つけたところでこの映画のテーマについて語る次回に続くのでした。
posted by fabrice du monde chien at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月20日

ディズニーとばしすぎ



え〜、詳しいことは後日書くとして、この映画、前作に続きジェフ・ブリッジス(ほぼ主役)が出演します。


そしてこの人も製作のディズニーもアイルランド系なんです。

まぁ、その他の出演者もアイルランド系が非常に多いんですが、この映画の中にクイーンズ・イングリッシュを喋るキャラが出てきます。マイケル・シーンというイギリスの俳優さんが演じてます。

ネタバレになるので詳しいことは話せませんが、プログラミングの世界の住人たちの中でプロレタリアート革命(演者は主に黒人)を起こそうとしてる反乱分子をうまいこと言ってひととこに集めておいてその裏では支配者側とつるんでいるという二枚舌野郎なんですが、こいつをジェフ・ブリッジスが


爆殺します


もう、この展開が「返せ!北アイルランド!!」って感じで最高ですた。

ただ、こういうアナーキーな展開をディズニーみたいな大手がやるってのはどうかと・・・・。
posted by fabrice du monde chien at 01:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月12日

フレームの枠外



いや〜、前作観てから1年足らずで続編が観れるとは日本に生まれていいこともあるもんですな。

今回は舞台を日本に移して(ごくごく一般的な住宅街のある東京都杉並区)何故か前作とよく似た内装のお家で超常現象が浴びせかけられるように観る者を襲います。

さて、今回はやっぱり日本に舞台が移ったということで新機軸を打ち立てなければいけません。そこでこの記事のタイトルにあるように「フレームの枠外」で起こったこと、というのが問題になってくるわけです。

今回、悪霊の餌食になるのはカップルではなく姉弟です。そしてお姉さんのお名前が「春花」(関係ないけど弟の方は昔のアニメ「バビル2世」と同じ名前です)ですね。

この姉弟の2人暮らし(父親が仕事で不在)という設定と姉の名前・・・・。この二つで僕が思い浮かべたのはタイトルは忘れたけど戦前の春歌です。

春歌とは要するにエッチな内容の歌のことなんですが、これが貧困に根ざした悲恋なんかも題材にされることが多く、とりわけ多いのが江戸時代から浄瑠璃で演じられてきたような「心中」ものです。

んで、心中の動機ですが昔から親が恋愛結婚に反対するケースは多かったようですがそれならば「駆け落ち」という手段がございますので多くは「身分違いの恋」というのが心中の動機として一番に挙げられるようです。日本全国どこに行っても受け入れてくれられないような事情があった、ということですな。

ただ、この「身分の違い」とかそういうのを題材にして歌を作るのは、社会的にみて非常にアレなんで歌に歌われる時にはこれを「兄と妹」とか「姉と弟」とかに変換してしまうのですよ。


さて、話は「パラノーマル・アクティビティ第2章」に戻して今回の姉と弟が2人きりになる設定の根底には「姉弟の禁断の恋」がある、ということが決してカメラには収まらない事実として描かれてますね。(もちろんそれを示す伏線は劇中わかりやすく描かれてますよ)

そしてこの禁断の恋の行方は古今東西どこに行っても「破滅」しか存在しないわけでして、ここで「パラノーマル・アクティビティ」のプロットと見事に合致してしまうんです。

このお湿り感というか濡れ事感(ご丁寧に弟役は濡れ事の大家・歌舞伎の中村家と同じ性の中村蒼くん)でうまくオリジナルを処理する技術たるや、おそらく日本という国は世界でもトップクラスに到達したと思います。

擬似ドキュメンタリーという手法を駆使して「撮る側(そして観る側)」を恐怖のどん底へ引きずり込むことでかつてない臨場感を出した前作からテーマを拡大し、画面を注意してばかりでなく「撮る側(つまりカメラの後ろ側)」の心情を理解することで初めて「真実」を垣間見ることができるという一歩突き進んだテーマを打ち出した今作。ホラー映画を文学的に考察し続けてきた身としては感無量の出来栄えでした。

そして来年には早々にアメリカ版2作目が登場するからこのシリーズからは目が離せません。そして海外の熱い声援に守られて進化を続ける日本映画からも目が離せません。


posted by fabrice du monde chien at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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